2026/7/28 / 参戦ガイド / GRIDLINE 編集部

JAF国内競技ライセンス取得ガイド|国内Bから国内Aへ進む手順と費用

まず決めるのは「スピード競技」か「レース」か

四輪で競技を始める際の入口になるのがJAF国内競技運転者許可証だ。ジムカーナ、ダートトライアルなど、レース以外の国内スピード競技に出場するなら国内B。複数台が同一サーキットを走るJAF公認レースに出場するなら国内Aが必要になる。フォーミュラを含むレース参戦を最終目標にしていても、最初の一戦をジムカーナやダートトライアルに置くなら、順番としては国内Bからになる。

ただし、参加資格はライセンスだけで完結しない。大会ごとに特別規則があり、車両規定、参加申込期限、装備、参加者(エントラント)の扱いを確認する必要がある。国内Bを持っているからすべてのスピード競技に無条件で出られる、という意味ではない。まず出場したい大会の特別規則を読んでから、必要な資格を照合したい。

国内B取得に必要なものと、見える費用

JAFの案内では、国内Bの取得には有効な普通自動車運転免許証と、18歳以上のJAF個人会員資格が必要とされる。JAF家族会員は、そのままでは申請できず、個人会員になる必要がある。JAFの入会金は2,000円、年会費は4,000円である。

一般的な手順は、JAF登録クラブが開く国内B講習会を受講し、受講証明を得て申請する流れだ。JAFのオンライン四輪国内B講習会は受講料6,000円、国内Bの許可証料は新規・更新とも3,100円。オンライン受講後は30日以内に申請する。したがって、初めてJAFに入会し、オンライン講習を使う場合の確認可能な金額の合計は15,100円(入会金+年会費+受講料+許可証料)となる。クラブ主催講習会の受講料は主催者ごとに異なるため、この合計を全講習会に当てはめてはいけない。

国内Aは「講習+実績」で上級申請する

JAF公認レースには国内Aが必要だ。国内Bを持つ人が国内Aへ上級申請するには、国内A講習会を受講する前の24か月以内に、ラリー、ジムカーナ、ダートトライアル、サーキットトライアル等に1回以上出場し、完走することが求められる。または、JAF公認サーキットごとに定められたスポーツ走行の経験が25分以上あり、そのサーキットから証明を受けられることでも実績条件を満たせる。出場しただけでは実績として認められず、完走が条件である点は取り違えやすい。なお国内Bを持たない場合、スポーツ走行の要件は50分以上になる。これに国内A講習会の受講と合格が加わって、上級申請が可能になる。

国内Aの許可証料は新規・更新4,100円。講習会受講料は開催者・会場によって異なるため、公式に確認できない一律額は書かない。なお、国内Bを持つ人が同じ年度内に国内Aを申請する場合、JAFの案内では許可証料は国内Aとの差額1,000円とされている。実績の作り方はレース志向だけで決めず、実際に参加できる公認競技会やサーキット走行枠から選ぶのが現実的だ。

申請時に残すべき記録

上級申請では「走った」という記憶ではなく、参加または走行を証明できる書類が基準になる。国内A講習会を申し込む前に、国内Bの有効期限、実績の日付が24か月以内か、その競技会を完走しているか、または走行先がJAF公認サーキットで規定の走行時間に達しているかを確認したい。初めての申請では顔写真も必要で、JAFが示す写真規格は縦4cm×横3cm、無帽・無背景・上半身、申請前6か月以内に撮影したものとなっている。講習会の受講から申請までを一度に済ませるのではなく、必要書類を先にそろえることで、次の参戦機会を逃しにくくなる。

有効期限は12月31日、翌年も走るなら更新する

JAFはライセンスの有効期限を当年12月31日としており、毎年の更新手続きが必要としている。更新料も国内Bが3,100円、国内Aが4,100円で、新規と同額である。年末にライセンスだけを確認するのでは遅い場合があるため、参戦予定を立てる時点で会員資格、ライセンス、講習・実績、そして大会特別規則を一つのチェックリストに並べるとよい。

国内Bは、走るための最初の書類を整える資格である。一方、国内Aへの進級には実際の競技または走行の記録が求められる。まず安全に競技の手順を学べる一戦を選び、その経験を次のカテゴリーに接続することが、フォーミュラを目指す場合にも遠回りを減らす準備になる。

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