2026/9/11 / 参戦ガイド / GRIDLINE 編集部

JAF、統一規則冊子の製作・配付を2027年から終了|規則と改正情報はウェブで提供継続

JAFは2026年9月10日付の公示で、各全日本選手権などの統一規則冊子について、2027年から製作と配付を終了すると発表した。関連する規則・規定と改正情報は、今後もJAFモータースポーツウェブサイトで提供される。

競技に参加する側が押さえたいのは、終了するものが紙の冊子の製作・配付であり、統一規則そのものではないという点だ。今回の発表だけを根拠に、競技の手続きや車両の適合条件がなくなると解釈してはいけない。

対象となる冊子と開始年

公示番号は「2026-WEB079」。告知本文が挙げる対象は、全日本レース選手権、全日本ラリー選手権、全日本ジムカーナ/ダートトライアル選手権、全日本/ジュニアカート選手権の統一規則冊子である。

従来は、これらの冊子を競技エントラントや関係者へ配付してきたという。終了時期は2027年からと明記されており、発表日の9月10日をもって、手元にある2026年版の冊子を無効にするという告知ではない。

また、対象の列挙は「統一規則冊子」についてのものだ。あらゆるモータースポーツ関連出版物が一括して廃止される、と範囲を広げて伝えることも避けたい。

理由は費用上昇と環境負荷への対応

JAFは、経済情勢の変化によって製作費と物流コストが上昇していることに加え、環境負荷を低減するためのペーパーレス化が求められていることを理由としている。

公示には、削減額や削減率の数値は示されていない。参加者向け料金が下がるかどうかも、この発表からは確認できない。冊子を作らなくなることと、ライセンス料金や大会参加料の改定は、別の情報として扱う必要がある。

規則を調べる場所は引き続きJAFのウェブサイト

今後の提供方法として案内されているのは、JAFモータースポーツウェブサイトでの情報提供だ。対象には関連規則・規定だけでなく、それぞれの改正情報も含まれる。

編集部としては、来季の参戦準備では「どの年度・どの競技の規則か」「後から改正情報が出ていないか」を一組で確認する方法を勧めたい。これは今回新設された参加義務の説明ではなく、古い版だけを参照し続けないための確認方法である。

今回の公示には、2027年版の個別ファイルの公開日、専用アプリの導入、紙の冊子に代わる郵送サービスの案内はない。それらを予定として補わず、必要な情報が公開された時点で確認する。まずは、2027年から冊子の配付を前提にしないことと、規則・改正情報の提供は続くことを区別しておこう。

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