全日本ダートトライアル2026のクラスとランキングを読む|PNからDまでの公式ガイド
クラスは改造範囲と車両条件で分かれる
JAFの2026年全日本ダートトライアル選手権ページは、参加車両を改造範囲の狭いP車両から最も広いD車両までと説明している。さらに改造範囲に加え、排気量や駆動方式などでクラスが分けられる。公式カレンダーの競技車両欄にはPN、N、SA、SAX、SC、AE、P、Dが掲載される。
PNという文字だけで車両・性能を一律に判断せず、クラスの公式表記と該当大会の特別規則、正式リザルトを読むことが重要だ。JAFページはPNE1とPNE2について、オートマチック限定免許でも運転可能な車両で出場できるとしている。
ランキングはクラス別、得点は順位別
ポイント一覧にはPNE1、PNE2、PN1、PN2、PN3、N、SA1、SA2、SC、D1、D2のタブが設けられている。これは全体を一枚の総合順位で見るのではなく、クラスごとの得点表として追うべきことを示す。得点は1位20点、2位15点、3位12点、4位10点、5位8点、6位6点、7位4点、8位3点、9位2点、10位1点である。
PNE1の公式表示では、第5戦を終えた時点で小山健一が80点、いりえもんが74点、太田智喜が36点となっている。小山は第1〜3戦と第5戦で各20点、いりえもんは第4戦で20点を挙げており、第1〜3戦時点で18点あった差は6点まで縮まった。これは記事公開時点で確認した公式ポイント表の値で、他クラスや未表示ラウンドに拡張して解釈してはいない。
観戦・取材で確認したい順序
まず大会名、開催日、会場をJAFカレンダーで確認する。次にクラス別の正式リザルトで順位・タイム・車名を確認し、最後にポイント表で年間の位置を照合する。この順序なら、暫定情報や別クラスの結果を混同するリスクを抑えられる。
クラス表記を覚えることは、ダートトライアルを見る解像度を上げる最短の手段だ。PNE1とPNE2の違い、SAとSAXの改造範囲の差、D1とD2の分け方を押さえておけば、同じ会場を走る車両群がそれぞれ別の物差しで競っていることが見えてくる。逆に言えば、クラスを知らないまま順位表だけを眺めても、何と何が比較されているのかは分からない。
一方で、クラス名から車種や性能を逆算するのは危険だ。JAFは車両規則を年度ごとに更新し、大会ごとの特別規則で参加区分が変わることもある。本稿の記載も2026年7月26日時点の公式表記に基づくものである。
情報源
本稿のクラス構成と得点制度は、JAFモータースポーツが公開する2026年統一規則および公式カレンダーの競技車両欄に基づく。PNE1のポイントは同サイトのポイント一覧で2026年7月26日時点に表示されていた値であり、他クラスの順位・タイム・車名は照合できていないため記載していない。