2026/8/17 / 海外フォーミュラ / GRIDLINE 編集部

FIA F3 2026ポイント制度ガイド|スプリント、フィーチャー、短縮時の配点

FIA Formula 3の週末にはスプリントレースとフィーチャーレースがあるが、同じ順位でも得点は同じではない。さらに、ポールポジションや最速ラップの追加点、予定距離を走れなかった場合の段階的な配点があるため、結果表の順位だけでは獲得点を確定できない。

本稿は2026年FIA Formula 3 Sporting Regulations V2の第6条、第7条を基に、選手権ポイントの計算に絞って解説する。予選から各レースのグリッドを作る方法やレース距離は扱わず、既存のレースフォーマット記事と検索意図を分けた。

通常配点はスプリント10点、フィーチャー25点から

競技規則第6.3条では、両レースとも上位10人を得点対象とする。スプリントは1位から順に10、9、8、7、6、5、4、3、2、1点。フィーチャーは25、18、15、12、10、8、6、4、2、1点である。日曜のフィーチャーは勝利と上位入賞の比重が大きい一方、10位はどちらも1点となる。

チーム選手権では3台すべての結果が集計される(第6.2条)。ドライバー選手権は、実際に行われた競技会で得た全結果を考慮し、最多得点者がタイトルを得る(第6.1条)。

順位スプリントフィーチャー
1位1025
2位918
3位815
4位712
5位610
6位58
7位46
8位34
9位22
10位11

ポール2点はフィーチャーの最終グリッドが基準

第6.3条a項は、フィーチャーレースの最終グリッドでポールポジションに表示されたドライバーと、その車両を走らせるチームに2点を与える。基準は予選で最速タイムを記録した事実だけではなく、規則文上は発行された最終グリッドのポールである。スプリントの先頭スタートに同じ2点を与える規定は、この項にはない。

最速ラップ1点には順位と距離の二つの条件

第6.3条b項では、各レースの最終分類トップ10の中で最速の有効ラップを記録したドライバーとチームに1点を与える。最速タイムを出しても最終分類が11位以下なら加点されない。また、首位車両が予定レース距離の50%未満しか完了していない場合、最速ラップ点は与えられない。

同一レースで複数のドライバーが同じ最速ラップタイムを記録した場合は、第7.2条により先にそのタイムを記録した者が優先される。

短縮時は完了距離に応じて3段階

スタート合図から終了合図までの距離が予定より短い場合、第6.5条が適用される。首位が2周未満なら無得点。2周以上であっても、セーフティカーまたはVSCの介入なしに首位が最低2周を完了していなければ、同条c〜f項のポイントは与えられない。

条件を満たした場合の短縮配点は、首位の完了距離によって次のように変わる。割合計算に用いる周回数は最終分類で整数周へ切り上げる。

  • 2周以上、予定距離の25%未満:スプリントは3-2-1点、フィーチャーは6-4-3-2-1点
  • 25%以上50%未満:スプリントは5-4-3-2-1点、フィーチャーは13-10-8-6-5-4-3-2-1点
  • 50%以上75%未満:スプリントは8-7-6-5-4-3-2-1点、フィーチャーは19-14-12-10-8-6-4-3-2-1点
  • 75%以上:第6.3条の通常配点

短縮されたから一律に半分、という制度ではない。完了した割合、無介入で走った周回数、最終分類を合わせて確認する必要がある。

同着の得点と年間同点は別の手順

同着したドライバーについては第7.1条により、該当する全順位のポイントを合算し、均等に分ける。たとえば2人が同着なら、その2人が占める順位の配点を足して2等分する。

シーズン終了時に総得点が同じ場合は第7.3条の比較へ進む。最初にフィーチャーレースの1位回数、次にスプリントの1位回数を比べる。それでも同じなら2位回数、3位回数と順に比較し、なお決まらない場合はプロモーターが定める基準で勝者を指名する。

ポイント表を読む際は、通常の着順点、フィーチャーのポール点、各レースの最速ラップ点、短縮配点を別々に確認するのが確実だ。暫定結果の段階では分類や裁定が変わる可能性があるため、最終分類と公式選手権表を基準にしたい。

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