2026/8/31 / ジュニアフォーミュラ / GRIDLINE 編集部

SFL SUGO第15戦決勝結果|鈴木斗輝哉が赤旗終了の3周戦で3連勝

2026年全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権第15戦の決勝が8月30日、スポーツランドSUGOで行われ、鈴木斗輝哉(モビリティ中京 TOM’S TGR-DC SFL)が優勝した。公式結果は3周、総合タイム36分42秒253。エヴァン・ジルテールが0秒927差の2位、三井優介が1秒796差の3位に入った。

天候は雨、コースはウエット。スタート直後のアクシデントによる赤旗中断後、レースはセーフティカー先導で再開されたが、天候不良のため再び赤旗が提示され、そのまま終了した。公式レポートには4周を終えた時点で成立とある一方、正式な結果表は上位12台を3周で分類している。本稿では途中経過と公式分類を分け、第15戦単独の決勝結果を整理する。

第15戦の正式結果|鈴木、ジルテール、三井が表彰台

公式リザルトに記載された上位12台は次の通り。全車が3周で分類され、タイム差は首位の鈴木を基準とする。

順位車番ドライバー周回総合タイム/首位との差
138鈴木斗輝哉336分42秒253
21エヴァン・ジルテール30秒927
33三井優介31秒796
437アクシャイ・ボーラ32秒959
535梅垣清33秒912
636オスカー・ブルツ34秒955
726佐藤凜太郎36秒123
82卜部和久37秒517
960熊谷憲太38秒991
1030DRAGON312秒405
118清水康弘313秒323
126KEN ALEX314秒716

参加14台、出走14台のうち、公式結果で完走台数は12台。完走周回数は2周と注記されている。新原光太郎と今田信宏は0周で、完走の区切りより下に掲載された。順位、周回数、総合タイムは、レポート中の経過ではなくこの正式結果表を基準とする。

グリッドは第13戦で決定、鈴木がポールからスタート

第15戦のスターティンググリッドは、前日の第13戦で決まっていた。2連勝中の鈴木がポールポジション、ジルテールが2番手、新原が3番手、三井が4番手。第14戦のチェッカーから約3時間後、午後3時30分に予定された週末最後のレースを迎えた。

公式リザルトが記録する実際のスタート時刻は15時32分51秒。午前の第14戦より雨量が多く、周囲も暗くなる状況だったと公式レポートは伝える。鈴木はスタートを決め、オープニングラップの先頭を維持。ジルテールが2番手、三井が3番手となり、ボーラ、梅垣、ブルツが続いた。

鈴木は公式コメントで、雨量が多いなかでもスタートを決めればトップを守れると考えていたと振り返った。実際に首位を確保したものの、レースは通常の競争状態を長く保てなかった。第15戦の勝敗を読む際は、ポールから先頭へ入った事実と、その後の大半が中断またはセーフティカー先導だった事実を併記する必要がある。

スタート直後のアクシデントで最初の赤旗

スタートでは3番手の新原が発進できず、後方11番手から出た今田が新原の車両に追突した。これを受け、レースは赤旗中断。公式リザルトの注記では、赤旗中断は15時33分06秒から16時05分00秒までとされている。

公式レポートは新原と今田がメディカルセンターへ搬送されたことまでを記載する。ただし、指定された公式資料には診断結果、負傷の有無、発進できなかった原因、衝突に至った機械的要因の説明はない。本稿ではアクシデントの発生と公式に示された進行だけを扱い、原因や選手の状態を推測しない。

中断時点の上位は鈴木、ジルテール、三井、ボーラ、梅垣、ブルツの順。最終結果でもこの上位6台の並びは変わらなかった。もっとも、赤旗直前のコース上の位置がそのまま正式順位になったと単純化せず、再開後の周回を含む公式結果として記録する。

16周または20分で再開、全周がSC先導に

レースは16時05分、セーフティカー先導で再開された。公式リザルトには「16周または走行時間20分間」で再開されたとある。中断中に雨量が増え、セーフティカーは退去しないまま周回と時間が進んだ。

公式注記はセーフティカーによる再開を16時05分00秒から16時13分10秒までとし、括弧内に「1Lap〜4Laps」と記載している。一方、順位表で各車に採用された周回数は3周である。したがって、本稿では「コース上では4周を終えた時点」と「公式結果は3周分類」を同一視しない。公式レポートが述べる4周と、正式結果表の3周は、それぞれ進行と分類を示す別の記録として扱う。

再開後に通常のレーシングラップは成立せず、上位勢が競争速度で順位を争う場面はなかった。鈴木自身も、再開後は雨量が多くハイドロプレーニングが激しかったと公式コメントで説明している。この発言はドライバーの体感であり、路面水量や安全性を示す計測値ではないため、数値的な評価には広げない。

天候悪化で二度目の赤旗、そのまま終了

再開から約8分後の16時13分10秒、天候不良により再び赤旗が提示された。公式リザルトは同時刻をフィニッシュ時刻とし、「赤旗終了」と明記。公式レポートもコンディション不良による2回目の赤旗でレースが終了したと伝えている。

このため鈴木が優勝、ジルテールが2位、三井が3位。ボーラ、梅垣、ブルツが4〜6位となった。上位の差が0秒927、1秒796と小さいのは、セーフティカー先導下で形成された隊列を反映した結果である。通常走行の競争力を最終差だけから比較することはできない。

公式レポートはレースが成立し、ハーフポイントで終了したとしている。ポイントの具体的な配分や第15戦後の選手権総得点は、指定されたリザルト表には載っていないため本稿では計算しない。成立の扱いは公式レポートの表現にとどめ、順位と周回は公式結果表に従う。

ファステストラップは熊谷憲太の2分10秒314

公式結果上のファステストラップは、熊谷憲太が3周目に記録した2分10秒314。平均速度は99.079km/hだった。熊谷は総合9位で、首位から8秒991差。ベストタイムは卜部の2分10秒341、佐藤の2分10秒426、清水の2分10秒582と続く。

優勝した鈴木のベストタイムは2分11秒866、2位ジルテールは2分12秒187、3位三井は2分11秒688。これらはセーフティカー先導で進んだ短いレースの記録であり、ドライコンディションの予選タイムや第13・14戦のレースペースと直接比較できる材料ではない。

全車のシャシーはダラーラ320、エンジンはTOM’S TGE33、タイヤはクムホ。SUGOのコース長は3.5865kmと公式結果に記載されている。第15戦では距離を消化することよりも、天候と安全上の進行判断が結果の輪郭を決めた。

鈴木が週末3連勝、三井は3位で締めくくる

鈴木は第13戦の初優勝、第14戦の連勝に続いて第15戦も制し、SUGO大会を3連勝で終えた。公式コメントでは再開できなかったことを残念としつつ、週末3連勝とポイント獲得を評価している。本稿では第15戦の正式結果に焦点を置き、第13戦と第14戦の展開や数値は詳述しない。

2位ジルテールは週末3回の表彰台を振り返り、雨量を考えれば赤旗終了は正しい判断だったとの見解を示した。3位三井は、SUGOで調子を整えるのに苦労しながら、第15戦で表彰台に戻ったことを前向きに捉えている。いずれも本人コメントとして紹介し、事故原因や競技運営の判断を記事側で独自評価する材料にはしない。

マスタークラスは総合10位のDRAGONが優勝。総合12位のKEN ALEXがクラス2位で、今田は0周のため完走区切り外となった。DRAGONの総合タイムは36分54秒658、首位から12秒405差。総合優勝の鈴木とは別のクラス結果として区別する。

第15戦の確定事項は、鈴木の優勝、ジルテールと三井の表彰台、公式結果3周、二度の赤旗、全周セーフティカー先導での再開、天候不良による終了である。異例の短さだけを強調するのではなく、進行上の4周と正式分類の3周を切り分けて読むことが、この結果を正確に記録する要点となる。

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