2026/9/11 / ジュニアフォーミュラ / GRIDLINE 編集部

SFLもてぎ専有走行初日|午前はジルテール、雨の午後は卜部和久が首位

2026年全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権のもてぎ大会で、9月10日の専有走行結果が公開された。午前のFP1はエヴァン・ジルテールが1分43秒318、午後のFP2は卜部和久が1分54秒320で、それぞれセッション首位となった。

公式結果の路面表記は両方ともウェット。ただし、天候欄は午前が曇り、午後が雨であり、セッションをまたいで最速タイムだけを比べて実力差とすることはできない。ここでは各回の順位と記録を分けて伝える。

FP1はジルテールがボーラに0.479秒差

FP1の上位3人はジルテール、アクシャイ・ボーラ、梅垣清。ジルテールの公式Lap欄は28/29で、29周のうち28周目に最速記録を残したことが分かる。

FP1順位ドライバーベストタイム首位との差
1エヴァン・ジルテール1分43秒318
2アクシャイ・ボーラ1分43秒7970.479秒
3梅垣清1分43秒9060.588秒
4鈴木斗輝哉1分44秒0760.758秒
5新原光太郎1分44秒0860.768秒

公式表には「Gap」と「Delay」が並んでおり、本稿の表は首位からの差に当たるDelayを採用した。例えば梅垣のGapは0.109秒だが、これは直前のボーラとの差であって首位との差ではない。

FP1の開始・終了記録は9時から11時。参加16台に対して出走14台とされている。参加台数と実際にこの回を走った台数を同一視せず、表の区分に沿って読む必要がある。

FP2は卜部、ジルテール、三井の順

14時から16時のFP2では、DELiGHTWORKSの卜部が首位。ジルテールが0.131秒差の2番手に続き、三井優介が3番手となった。

FP2順位ドライバーベストタイム首位との差
1卜部和久1分54秒320
2エヴァン・ジルテール1分54秒4510.131秒
3三井優介1分54秒7810.461秒
4アクシャイ・ボーラ1分54秒8060.486秒
5梅垣清1分54秒8710.551秒

卜部はLap欄が6/36で、最速周は走行の終盤ではなく6周目だった。対してジルテールは28/28。この記録からタイムを出した周は分かるが、タイヤの使用履歴、燃料搭載量、各チームの走行計画までは確認できない。そこに推測の説明を加えず、午後の結果として整理したい。

FP2も参加16台、出走14台の表記。午前・午後とも14台が順位表に並ぶが、それだけで二つのセッションの出走者が完全に同一であるとは限らない。各回の選手名と車番を確認することが大切だ。

マスタークラス表記の選手も回ごとに確認

公式結果はクラス欄のMをマスタークラスと説明している。FP1でM表記の選手のうち最上位だったのは、総合13番手のKEN ALEXで1分45秒422。FP2では清水康弘が総合12番手、1分57秒216を記録し、同欄の最上位だった。

これは専有走行の表内での比較であり、マスタークラス決勝の勝者を示すものではない。選手権の得点や週末の勝敗と結び付けるには、その対象となるセッションの正式結果を待つ必要がある。

予選と決勝はまだ別の結果

大会の公式日程では、9月11日にも専有走行が予定され、9月12日に第16・17戦の公式予選と第16戦決勝、13日に第17・18戦決勝が組まれている。本稿が扱うのは10日に終了した二つの走行枠だけである。

したがって、午前首位のジルテールや午後首位の卜部を、この時点でポールポジション獲得者と呼ぶことはできない。二つのセッションで上位の顔ぶれがどう並んだかを、今後の予選結果を見る際の出発点として押さえておこう。

出典