SFLもてぎ第18戦決勝結果|ジルテールが週末3連勝、ボーラは5秒加算も3位
9月13日午後、モビリティリゾートもてぎで2026年全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権の第18戦決勝が行われた。エヴァン・ジルテールが14周を24分24秒207で走り、もてぎ大会の3レースをすべて制覇。最終結果は三井優介が2位、アクシャイ・ボーラが3位となった。第18戦公式結果/公式レポート
表彰台を分けたのは、ボーラに科された5秒のタイムペナルティーだった。走行中の2番手から順位を一つ落としたものの、4位の卜部和久には加算後も0秒092先行。マスタークラスではKEN ALEXが勝利した。年間王者の人物像や来季の方針ではなく、この最終戦の順位がどう決まったかを追う。
スタート直後に三井が浮上、ジルテールは首位を維持
第18戦のグリッドは第16戦の結果をもとに決まり、最前列はジルテールとボーラ。新原光太郎と卜部が2列目、三井と鈴木斗輝哉が3列目から出た。午前の霧雨は止み、午後の路面はドライ。公式結果の天候もCloudy、路面もDryと記録されている。
発進時にボーラが首位へ迫ったが、ジルテールは先頭を譲らなかった。後方では新原が順位を下げる一方、卜部と三井が接触を伴う争いとなり、三井が3番手へ出た。鈴木もヘアピンで新原に並び、さらに後ろでは梅垣清、佐藤凜太郎、オスカー・ブルツ、熊谷憲太らが競り合った。接触の経緯は公式レポートの範囲にとどめ、操作ミスや責任の所在は推定しない。第18戦レポート
ジルテールは最後の14周目に1分43秒896を出し、レース最速を記録した。三井との最終的な差は5秒913。午前の第17戦で王座を決めた後も勝利を重ね、シーズン最後の決勝を締めくくった。
ボーラの5秒加算で三井が2位、3位争いは0.092秒差
公式レポートは3周目にボーラへの5秒加算が出たと伝える。結果表の裁定欄では、車番37について2026 SFL統一規則第31条17.の「反則スタート」を根拠とし、裁定時刻を15時27分と記載している。
ボーラの走行タイム24分29秒139に5秒が加わり、結果表の総合タイムは24分34秒139となった。三井の24分30秒120より遅いため2位を失ったが、卜部の24分34秒231は上回った。3位と4位の0秒092差は、コース上でその間隔を保ってチェッカーを受けたという意味ではなく、ペナルティー適用後の記録差である。第18戦結果・裁定欄
三井は公式コメントで、無線を通じてペナルティーの状況を把握していたが、自力でボーラを抜きたかったと振り返った。ボーラも早い段階で状況を知り、後続との差を確保しようと走り続けたと説明している。裁定を知っていた両者の狙いと、実際に記録された順位を分けて読む場面だ。第18戦上位ドライバーコメント
卜部の後ろは鈴木が5位、新原が6位。梅垣、佐藤、ブルツ、熊谷、岡本大地が7〜11位に並んだ。公式レポートは、この第18戦の結果でTOM’Sがチームタイトルを獲得したと発表している。
第18戦の全14台リザルト
以下は公式ページに掲載された順位と記録。総合タイムは裁定適用後の値を採り、ボーラへ5秒を二重加算していない。車名欄はチーム名へ置き換えず、そのまま掲載する。
| 順位 | 車番 | クラス | ドライバー | 車名 | 周回 | 総合タイム | 首位との差 | 前車との差 | ベストタイム |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 1 | — | エヴァン・ジルテール | ART Grand Prix with B-MAX | 14 | 24’24.207 | — | — | 1’43.896 |
| 2 | 3 | — | 三井優介 | DELiGHTWORKS | 14 | 24’30.120 | 5.913 | 5.913 | 1’44.238 |
| 3 | 37 | — | アクシャイ・ボーラ | レクサス松山城北 TOM’S SFL | 14 | 24’34.139 | 9.932 | 4.019 | 1’44.355 |
| 4 | 2 | — | 卜部和久 | DELiGHTWORKS | 14 | 24’34.231 | 10.024 | 0.092 | 1’44.343 |
| 5 | 38 | — | 鈴木斗輝哉 | モビリティ中京 TOM’S TGR-DC SFL | 14 | 24’36.668 | 12.461 | 2.437 | 1’44.675 |
| 6 | 50 | — | 新原光太郎 | HFDP WITH B-MAX RACING | 14 | 24’37.362 | 13.155 | 0.694 | 1’44.730 |
| 7 | 35 | — | 梅垣清 | モビリティ中京 TOM’S TGR-DC SFL | 14 | 24’38.260 | 14.053 | 0.898 | 1’44.586 |
| 8 | 26 | — | 佐藤凜太郎 | B-MAX ENGINEERING 324 | 14 | 24’42.003 | 17.796 | 3.743 | 1’44.888 |
| 9 | 36 | — | オスカー・ブルツ | レクサス松山城北 TOM’S TGR-DC SFL | 14 | 24’42.637 | 18.430 | 0.634 | 1’44.746 |
| 10 | 60 | — | 熊谷憲太 | LMcorsa OTG 320 | 14 | 24’43.953 | 19.746 | 1.316 | 1’44.843 |
| 11 | 51 | — | 岡本大地 | Buzz Racing | 14 | 24’45.925 | 21.718 | 1.972 | 1’45.109 |
| 12 | 6 | M | KEN ALEX | BUZZ RACING | 14 | 25’09.938 | 45.731 | 24.013 | 1’46.934 |
| 13 | 8 | M | 清水康弘 | ART TASTE RACING 324 | 14 | 25’13.652 | 49.445 | 3.714 | 1’46.727 |
| 14 | 30 | M | DRAGON | B-MAX ENGINEERING 324 | 14 | 25’42.252 | 1’18.045 | 28.600 | 1’46.933 |
首位との差は公式Gap欄、前車との差はInt.欄に対応する。差は秒、1分以上は分と秒の表記を残した。「‘」は分の区切り、Mはマスタークラス、「—」は空欄を示す。日本人名の姓と名の間の空白は詰めている。第18戦決勝結果
台数注記の確認待ち(2026年9月14日): 公式表の1〜14位はすべて14周で、14位の後に完走の区切りがある。規定周回数は12周。一方、末尾の集計には参加14台、出走14台に続いて完走12台と書かれており、同じページ内で一致しない。ここでは各行の記録を採用し、完走台数の集計値は未確認として扱う。
また、公式レポートの決勝枠は15時20分だが、結果表のStart Timeは15時23分01秒、Finish Timeは15時47分25秒。予定枠と計時記録は区別している。
マスターはKEN ALEXが9勝目、クラス最速は清水
マスターの3台は総合12〜14位。KEN ALEXが清水康弘を3秒714上回り、DRAGONがクラス3位となった。公式レポートによると、KEN ALEXが発進から前へ出て、清水、DRAGONが続いた。DRAGONは途中で大きく遅れた後、コースへ復帰している。その原因は本稿では補わない。
KEN ALEXは公式コメントで、この決勝のスタートを今季で最も良かったと評価し、後方の争いの間に差を作れたと述べた。レポートが伝えるシーズンの勝利数は9。すでにクラス王者となっていた一年を、最終戦の勝利で終えた。レポート/KEN ALEXのコメント
一方、クラスのファステストラップは勝者ではなく清水で、12周目の1分46秒727。総合タイムで勝った選手と1周の最速を残した選手は異なる。マスターの決勝結果も、順位とベストタイムを別々に確認できる一戦となった。公式結果・Fastest Lap欄