SFLもてぎ第17戦決勝結果|ジルテールが5勝目、新原と梅垣が続く
2026年9月13日にモビリティリゾートもてぎで行われた全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権第17戦は、エヴァン・ジルテールが27分15秒030で優勝した。14周の決勝を終えて、新原光太郎が3秒559差の2位、梅垣清が4秒132差の3位。ジルテールは今季5勝目を挙げ、このレースで年間タイトルも確定させた。SFL公式・第17戦レポート
序盤には4台が絡む接触があり、セーフティカーが入った。マスタークラスでは清水康弘が勝ち、KEN ALEXはリタイアしながら王座を決めている。本稿は第17戦の走行と結果に対象を絞り、午後の第18戦や王者のシーズン全体の評価は扱わない。
乾き始めた路面で新原が先頭に挑む
公式結果の天候はRain/Cloudy、路面はHalf Wet。前夜の雨が残る一方、決勝前には走行ラインが乾き始め、全車がスリックタイヤでコースに入った。グリッド上では霧雨もあり、完全なドライとは異なる条件でのスタートになった。
ポールポジションのジルテールは発進で首位を維持。3番手から出た新原が梅垣の前へ出て2番手となり、鈴木斗輝哉も5番グリッドから4番手に上がった。新原は1周目の5コーナーでジルテールに攻めかかったが、首位交代には至らなかった。
新原は公式コメントで、その場所の難しさを事前の走行で認識していたものの、仕掛けた際に止まりきれなかったと説明している。ジルテールも、相手がそのタイミングで攻めてくるとは予想していなかったと振り返った。両者の説明からは、この場面が単なる順位維持ではなく、首位を争う具体的な攻防だったことが分かる。第17戦・上位ドライバーコメント
1周目の接触とセーフティカー、再開後も上位は動かず
公式レポートによると、後方では8番手を争う佐藤凜太郎とアクシャイ・ボーラが接触し、岡本大地、KEN ALEXも絡むアクシデントになった。この4台は公式結果でいずれも0周となっている。事故の経緯はレポートの記載にとどめ、車両故障や個々の操作を独自に原因とすることは避ける。
セーフティカーが5周目に退去した後は、卜部和久と三井優介が争ったものの、三井は前へ出られなかった。最終順位は鈴木が4位、卜部が5位、三井が6位。7位にオスカー・ブルツ、8位に熊谷憲太が続いた。SFL公式・第17戦レポート
ジルテールは11周目に1分43秒747を記録し、決勝のファステストラップを獲得。新原の後ろでは梅垣が接近し、チェッカー時の2台の差は0秒573だった。梅垣は、追走中のダーティエアの影響で追い抜くまでには至らなかったと述べている。これは本人によるレースの評価として扱う。第17戦公式結果/上位コメント
第17戦・出走14台の結果
公式の順位、車番、車名、周回数、タイムを以下にまとめた。差の2列は、この第17戦ページではGapが首位との差、Int.が直前の車との差に対応する。総合タイムの引き算でも照合した。
| 順位 | 車番 | クラス | ドライバー | 車名 | 周回 | 総合タイム | 首位との差 | 前車との差 | ベストタイム |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 1 | — | エヴァン・ジルテール | ART Grand Prix with B-MAX | 14 | 27’15.030 | — | — | 1’43.747 |
| 2 | 50 | — | 新原光太郎 | HFDP WITH B-MAX RACING | 14 | 27’18.589 | 3.559 | 3.559 | 1’44.115 |
| 3 | 35 | — | 梅垣清 | モビリティ中京 TOM’S TGR-DC SFL | 14 | 27’19.162 | 4.132 | 0.573 | 1’44.064 |
| 4 | 38 | — | 鈴木斗輝哉 | モビリティ中京 TOM’S TGR-DC SFL | 14 | 27’20.401 | 5.371 | 1.239 | 1’43.899 |
| 5 | 2 | — | 卜部和久 | DELiGHTWORKS | 14 | 27’22.278 | 7.248 | 1.877 | 1’44.098 |
| 6 | 3 | — | 三井優介 | DELiGHTWORKS | 14 | 27’24.330 | 9.300 | 2.052 | 1’44.228 |
| 7 | 36 | — | オスカー・ブルツ | レクサス松山城北 TOM’S TGR-DC SFL | 14 | 27’26.811 | 11.781 | 2.481 | 1’44.168 |
| 8 | 60 | — | 熊谷憲太 | LMcorsa OTG 320 | 14 | 27’28.940 | 13.910 | 2.129 | 1’44.607 |
| 9 | 8 | M | 清水康弘 | ART TASTE RACING 324 | 14 | 27’46.841 | 31.811 | 17.901 | 1’46.313 |
| 10 | 30 | M | DRAGON | B-MAX ENGINEERING 324 | 14 | 27’51.309 | 36.279 | 4.468 | 1’46.577 |
| — | 37 | — | アクシャイ・ボーラ | レクサス松山城北 TOM’S SFL | 0 | — | — | — | — |
| — | 26 | — | 佐藤凜太郎 | B-MAX ENGINEERING 324 | 0 | — | — | — | — |
| — | 51 | — | 岡本大地 | Buzz Racing | 0 | — | — | — | — |
| — | 6 | M | KEN ALEX | BUZZ RACING | 0 | — | — | — | — |
Mはマスタークラス。空欄は「—」で示し、順位のない4台に11〜14位を補っていない。タイムの「‘」は分を区切り、差は秒で表した。車名は公式のCar Name欄に従い、大文字・小文字も維持している。第17戦公式結果
公式ページ内の不一致(2026年9月14日確認): 結果表では1〜10位の10台が14周で完走区分の上に並び、規定周回数は12周と記載されている。一方、脚注の集計は「参加台数:14台」「出走台数:14台」「完走台数:12台」となっており、表の区分と一致しない。本稿では14台の各行を掲載し、完走台数の確定値は未確認として保留する。
記録上のスタートは9時23分06秒、フィニッシュは9時50分21秒。レポート冒頭の9時20分という決勝枠とは分けて読む。また結果脚注には、車番26に対する他車への衝突の裁定として、10秒のタイムペナルティーとペナルティポイント1点が記載されている。裁定時刻は9時35分。空欄の総合タイムへ独自に10秒を足す処理はしていない。
清水がマスターを制し、KEN ALEXは王座確定
清水は総合9位でマスタークラス今季4勝目。クラス2位のDRAGONは総合10位に入り、清水から4秒468差で走り終えた。クラス最速も清水で、9周目の1分46秒313だった。清水は公式コメントで、1周目の多重クラッシュをぎりぎりで避けたと説明している。第17戦公式結果/上位コメント
このレースでは勝者と年間王者が異なる。KEN ALEXは0周でリタイアしたが、公式レポートは第18戦を残してDRAGONとの点差が11.5となり、タイトルが決まったと伝えている。総合でも、ジルテールの優勝と三井の6位により王座が確定した。いずれも第17戦終了時点の公式発表であり、最終戦後の得点や年間総括をここへ混ぜるものではない。