SFLもてぎ第16戦決勝結果|ジルテールが今季4勝目、ボーラと新原が表彰台
9月12日、モビリティリゾートもてぎで開催された2026年全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権第16戦決勝は、エヴァン・ジルテールがポールポジションから優勝した。19周の総合タイムは33分02秒194。アクシャイ・ボーラが8秒988差で2位、新原光太郎が10秒194差で3位となった。
ジルテールの勝利は第6戦オートポリス以来、今季4勝目。曇天のドライコースで行われた決勝では、首位が後続を引き離す一方、4位争いやマスタークラスには別の接戦があった。参加した14台は全車完走。マスタークラスではKEN ALEXが今季8勝目を挙げた。SFL公式決勝レポート
ジルテールが先行、5周目に最速ラップ
ジルテールとボーラはスタートで先頭の2つの位置を守った。その後ろでは鈴木斗輝哉が新原に挑んだが、序盤のコーナーでの攻防を経て卜部和久と三井優介が鈴木の前へ出た。上位はジルテール、ボーラ、新原、卜部、三井、鈴木の順となった。
先頭のジルテールは5周目に1分43秒852を記録。これがレース全体のファステストラップとなり、ボーラとの間隔を広げていった。最終的に2位との差は約9秒に達し、後続の争いから距離を置いて19周を走り切った。
ボーラには後半、新原が接近したものの、2位と3位は入れ替わらなかった。チェッカー時の両者の差は1秒206。ボーラは今季3回目の2位、新原は第13戦以来の表彰台を獲得した。首位からの差だけでなく、この2台の間隔を見ると、優勝争いとは異なる近さで2位争いが終わったことが分かる。SFL公式決勝レポート
卜部が4位を確保、三井との差は0秒394
表彰台の後方では、卜部が三井を0秒394抑えて4位に入った。6位の鈴木は三井から0秒932差。4位から6位までの総合タイム差は1秒326で、序盤にできたこの3台の順位は最後まで維持された。
7位は佐藤凜太郎、8位は梅垣清。梅垣は6番手からのスタートで後退し、1周目を8番手で終えた後、その順位でフィニッシュした。佐藤と梅垣の最終差は0秒517だった。岡本大地、熊谷憲太、オスカー・ブルツが9〜11位と続いた。
公式結果の記録時刻はスタートが15時18分10秒、フィニッシュが15時51分12秒。大会日程やレポートにある15時15分の決勝枠とは区別し、実際の記録は結果表の時刻に従う。第16戦公式決勝結果
第16戦決勝・全14台の正式結果
下表は公式結果の全行を掲載したもの。車名はエントラントのチーム名とは区別し、結果表のCar Nameを採用した。
| 順位 | 車番 | クラス | ドライバー | 車名 | 周回 | 総合タイム | 前車との差 | 首位との差 | ベストタイム |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 1 | — | エヴァン・ジルテール | ART Grand Prix with B-MAX | 19 | 33’02.194 | — | — | 1’43.852 |
| 2 | 37 | — | アクシャイ・ボーラ | レクサス松山城北 TOM’S SFL | 19 | 33’11.182 | 8.988 | 8.988 | 1’44.318 |
| 3 | 50 | — | 新原光太郎 | HFDP WITH B-MAX RACING | 19 | 33’12.388 | 1.206 | 10.194 | 1’44.330 |
| 4 | 2 | — | 卜部和久 | DELiGHTWORKS | 19 | 33’22.017 | 9.629 | 19.823 | 1’44.722 |
| 5 | 3 | — | 三井優介 | DELiGHTWORKS | 19 | 33’22.411 | 0.394 | 20.217 | 1’44.534 |
| 6 | 38 | — | 鈴木斗輝哉 | モビリティ中京 TOM’S TGR-DC SFL | 19 | 33’23.343 | 0.932 | 21.149 | 1’44.587 |
| 7 | 26 | — | 佐藤凜太郎 | B-MAX ENGINEERING 324 | 19 | 33’25.444 | 2.101 | 23.250 | 1’44.916 |
| 8 | 35 | — | 梅垣清 | モビリティ中京 TOM’S TGR-DC SFL | 19 | 33’25.961 | 0.517 | 23.767 | 1’44.936 |
| 9 | 51 | — | 岡本大地 | Buzz Racing | 19 | 33’27.263 | 1.302 | 25.069 | 1’44.744 |
| 10 | 60 | — | 熊谷憲太 | LMcorsa OTG 320 | 19 | 33’28.961 | 1.698 | 26.767 | 1’44.775 |
| 11 | 36 | — | オスカー・ブルツ | レクサス松山城北 TOM’S TGR-DC SFL | 19 | 33’30.215 | 1.254 | 28.021 | 1’44.829 |
| 12 | 6 | M | KEN ALEX | BUZZ RACING | 19 | 33’58.494 | 28.279 | 56.300 | 1’46.554 |
| 13 | 8 | M | 清水康弘 | ART TASTE RACING 324 | 19 | 34’02.521 | 4.027 | 1’00.327 | 1’46.315 |
| 14 | 30 | M | DRAGON | B-MAX ENGINEERING 324 | 18 | 33’07.202 | 1Lap | 1Lap | 1’47.047 |
前車との差は公式のGap、首位との差はInt.に対応する。差は秒単位で、1’00.327は1分00秒327、1Lapは1周差。「—」は公式で空欄の箇所。Mはマスタークラスを表す。第16戦公式決勝結果
完走の規定周回数は17周。DRAGONは18周で1周遅れとなったが、完走扱いでありリタイアではない。公式の参加・出走・完走台数はいずれも14台で、13位までが19周、14位が18周という分類になっている。
マスタークラスはKEN ALEX、最速ラップは清水
マスタークラスを制したKEN ALEXは総合12位、清水康弘は総合13位でクラス2位だった。2台はともに19周を完走し、総合タイムの差は4秒027。クラス3位のDRAGONは1周目にS字の立ち上がりでコースアウトし、復帰後は1周遅れでレースを終えた。コースアウトの原因や車両状態については推測を加えない。
一方、クラスのファステストラップは清水の1分46秒315で、19周中17周目に記録された。KEN ALEXのベストは1分46秒554。レース全体を通した着順ではKEN ALEXが上回ったが、最も速い1周は清水という結果だった。総合順位、クラス順位、最速ラップの記録を分けて読む必要がある。第16戦公式決勝結果
本稿の集計対象は9月12日の第16戦決勝のみ。第16・17戦の予選結果は別稿で扱い、9月13日の第17・18戦決勝結果や最終的な王座の行方を先取りしない。