2026年 第3戦代替決勝 フラガが波乱のスプリントを制し今季初優勝
2026年全日本スーパーフォーミュラ選手権第3戦の代替決勝が7月19日、静岡県の富士スピードウェイで行われ、イゴール・オオムラ・フラガ(PONOS NAKAJIMA RACING)が優勝した。2位は野尻智紀(TEAM MUGEN AUTOBACS)、3位は坪井翔(VANTELIN TEAM TOM’S)。4月26日にオートポリスで天候不順のため実施できなかった決勝を富士へ移した一戦は、25周・最大50分、タイヤ交換義務なしのスプリントとして争われた。公式記録の優勝タイムは47分30秒689。フラガにとっては今季初優勝であり、スーパーフォーミュラ通算では昨年最終大会のスプリントに続く2勝目となった。
決勝は午前10時5分開始予定で、富士は雲が多いながらも雨は上がり、路面にはウェットパッチが残るコンディションだった。ポールポジションの岩佐歩夢は発進直後の加速で伸びきれず、代わって太田格之進が先頭へ。阪口晴南、野尻、牧野任祐、そして9番手スタートのフラガが続いた。しかし1コーナー進入では多重接触が発生し、岩佐は足まわりにダメージを負ってオープニングラップのうちに戦列を離れる。デブリ回収のためセーフティカーが入ると、25周の短期決戦はいきなり波乱含みの展開となった。
最初のセーフティカーは9周終了時に解除され、勝負を動かしたのはフラガだった。リスタートで一気に加速すると、阪口と野尻のさらにインへ飛び込み、3台が横並びになる形から1コーナーで首位へ浮上。長いセーフティカーランでタイヤ温度を失った上位陣がブレーキングで苦しむなか、フラガは一気にレースの主導権を握った。さらに11周目にはJujuと野村勇斗の接触をきっかけに2度目のセーフティカーが導入されるが、14周終了後の再開でもフラガは冷静にトップを維持。2番手の野尻に対して少しずつギャップを築き、終盤は危なげなく逃げ切った。
表彰台争いでは裁定も大きく結果を左右した。ダミーグリッド上で路面をブロワーで乾かした行為に対し、太田と笹原右京にはレース後10秒加算のペナルティーが科される。太田は3番手でチェッカーを受けながら8位へ降格し、3位は坪井へ繰り上がった。正式結果では4位牧野、5位サッシャ・フェネストラズ、6位大湯都史樹、7位小林利徠斗、8位太田。朝の代替レースでフラガが勝利をつかみ、岩佐がオープニングラップで姿を消し、太田もペナルティーで後退したことで、富士3連戦最終日の流れは大きく揺さぶられた。午後にはこの余勢をそのまま第7戦へ持ち込むことになる。
出典
- SUPER FORMULA富士大会ページ: https://superformula.net/sf3/race/24425/
- 第3戦代替決勝 公式レースレポート: https://superformula.net/sf3/release/28022/
- 第3戦決勝 正式結果(autosport web): https://www.as-web.jp/super-formula/1335742
- 第3戦決勝 レポート(autosport web): https://www.as-web.jp/super-formula/1335757