2026/9/14 / SUPER FORMULA / GRIDLINE 編集部

ジルテールが2026年SFL王者に|本人が語る転換点と、日本での活動継続への希望

エヴァン・ジルテールが、日本で迎えた最初のシーズンを年間王者として終えた。2026年9月13日、もてぎの第17戦で全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権(SFL)のタイトルを獲得。同日午後の第18戦にも勝ち、最終大会の3レースをすべて制した。SFL公式・第17戦レポート第18戦レポート

王座確定と、翌年の参戦計画は別の話だ。9月13日付の公式チャンピオンコメントで、ジルテールは日本での活動継続を望む一方、2027年の具体的な計画は決まっていないと説明した。以下は、その発言から今季の手応えと今後の意向を整理したものだ。公式チャンピオンコメント

転換点に挙げたSUGOともてぎ

ジルテールがシーズンを振り返って重視したのは、前回のSUGO大会と最終もてぎ大会だった。本人の説明では、SUGOの前に首位との差が一時17点へ広がったものの、同大会で7点差まで縮めた。チームとともに結果を引き出せたことが、タイトル争いへの手応えにつながったという。

ここで語られているのは、単に点差が減ったということだけではない。ジルテールは表彰台を安定して獲得できたことや、雨の条件での走りにも満足感を示している。SUGOともてぎを転換点と位置付けたのは本人の評価であり、全選手の速さを比較した客観的な性能判定ではない。

速さと切り分けて振り返ったスタートの課題

一方で、シーズンを通じた課題として挙げたのがスタートだ。開幕の富士では好感触を得たとしながらも、鈴鹿については速さがあったのに発進の問題で期待どおりの週末にできなかったと振り返った。

本人は、そのスタートを改善できたことを今季の収穫に数えている。車両の速さへの自信と、レース開始時の課題を分けて説明している点が重要だ。公式コメントは改善の手応えを伝えるものの、操作や機構をどう変更したかまでは述べていない。特定の技術的対策によって王座を得たと結論付けることはできない。

日本への適応を支えたチームへの感謝

支援への言及はサーキット内にとどまらない。ジルテールはB-MAX RACING TEAMが日常生活も含めて日本の環境に慣れるのを助けたと説明し、HRC、メカニック、エンジニアらへ謝意を示した。タイトルを自分一人の成果とは捉えず、シーズン最後まで続いたチーム全体の努力として振り返っている。

2027年は未定、日本で走り続けたい意向

今後について明確なのは、日本で長くレースを続けたいという本人の希望だ。B-MAX RACING TEAMやHRCとの関係を肯定的に語るとともに、日本で過ごした初年度への満足を示した。

ただし、これは翌年の契約や参戦カテゴリーの発表ではない。2026年9月14日に確認した同コメントでは、2027年の具体的計画は未定とされている。SFL王座の獲得は確定した実績、日本での活動継続は本人の意向。その二つを区別して、次の正式発表を待つ段階にある。

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